メールやSNSやブログ、学校や仕事のレポートなどで、ある程度まとまった量の文章を書き上げるのに、皆さんはどれくらいの時間が掛かりますか?
僕は「書くぞ」と思うと、細かいことがあれやこれやと気になってしまい、なかなか筆が進まない性格です。
ですので、この記事程度の文章量でも、数時間から1日くらい掛かることは普通でした。
このブログを書くようになって、書き始めた文章をボツにしないのと同じくらい、文章を書く時間(苦痛にならない程度の時間で書き終える)について考えるようになったのですが、先日ふと、これだという結論に思い至りました。
とにかく「書き終えて」みる
答えは簡単で、ものすごく雑で良いので、とにかく手を止めずに、一旦最後まで書いてみるということです。
僕たちは普段、うまく喋りたいからといって、わざわざ会話を止めてしまうことはしませんよね?
それでも無意識のうちに、起承転結のあるストーリーを話すことができます。
そうだとすれば文章も同じで、書いている時に、頭の中では既に一定の起承転結がイメージできているのだと思います。
問題は、話すことに比べて、書くという行為は、動作時間が長い点にあります。
そのため、途中で色々な考えが浮かんできてしまい、その都度直そうとして手が止まり、やがて文章全体の方向性を歪めてしまう原因になってしまうだと思います。
それで話が面白くなるのならいいのですが、必ずしもそうとも限りません。
どちらかと言えば、書き終えるためのエネルギーを余分に消耗する可能性が高くなる気がします。
だからとにかく、まずは初めに思いついたままに、止まらずに文章を書き終えてみることが大事です。
なぜならそれが、あなたが最初にイメージしたストーリーの全貌であるからです
それを形にし切らないうちに、あれこれ余計なことを考えてしまうのは、危険な寄り道でしかありません。
細かな言葉遣いや、誤字脱字などの推敲は、全部書き終えたあとにまとめて行う方がオススメです。
その方が文章全体の整合性が保てるメリットがあります。
話すのと同じくらいの速度で文章を書くことを試みれば、意外にも短時間でまとまった文章を書き終えられることに気がつくでしょう。
そのことに気づいて以来、僕はブログやメールを書くのが以前ほどは苦でなくなりました。
早く書き終える方法に気づいたきっかけ
なぜ僕がこの方法に気づいたかというと、街のひろばのブログを更新することが習慣になった際、その作業にあまり時間が掛かっていないことに気づいたからです。
あちらの記事は、基本的にその日の活動を終えて、スタッフ向けの情報共有のメーリングリストに書いた文章を一部だけ編集して掲載しています。
メーリスの文章は、 なるべく時間をかけないことと、要点がちゃんと伝わることを一番に意識しているので、完成度については基本的に意識していません。
ですが、それをブログに掲載するようになって、むしろこの執筆サイクルの方がメリットが多いと気付くようになりました。
まとめ
ちなみにこの文章、推敲には数十分くらいかかっていますが、下書きだけなら3分くらいで書き終えています。
こんな感じでネタ帳のように下書き済ませた文章をストックしておき、気が向いた時に推敲して公開するということも、ブログを継続させるコツなのかもしれません。
これを読んで、自分も文章を書いてみようと思う人が増えれば嬉しいですし、僕もまだまだ書く技術については発展途上の段階にあるので、その過程で思いついたことの共有として書いてみました。
Typing on a Laptop by danielfoster437