気になるカメラやレンズの実際の写りを確認するのに、よくFlickrを使っています。
先日、あるデジタル一眼レフカメラの写真群を見ていて、やけに綺麗なフィルム風の写真があるなと思ってEXIF情報を確認したところ、VSCOというスマートフォンのアプリを使ったものであることを知りました。
スマホ用フィルム写真風加工アプリの最高峰
このVSCO、登場時に結構話題になっていたみたいなのですが、高品質なフィルムシミュレートを実現できる(+SNS機能も有している)写真加工アプリです。
操作も極めてシンプルで、試しに撮った何気ない画像でも、ワンクリックで味わい深いフィルム風の写真に仕上げてくれます。
僕はデジカメで写真を取るようになったことがきっかけで、フィルムの写真の美しさを知り、その後Klasseという富士フィルムのカメラのユーザーになったのですが、海外旅行や大切なイベントなど、ちゃんとした写真を残したいときは今も必ずフィルムカメラを使っています(このブログの過去記事の写真も多くはフィルムの写真です)。
それくらいフィルムの写真というのは劇的に美しいと感じます。
デジタルで撮った画像にも、Instagram始め、フィルム風加工ができるアプリは沢山あるのですが、ほとんどのものは仕上がりが雑で、長く愛用したいと思ったことがありませんでした。
ですがこのVSCOは、仕上がりを見た瞬間、思わず「すごい」と唸ってしまいました。
デジカメの画像って、ここまでフィルムに近づけることが出来るものなのか感嘆すると同時に、これができてしまうならフィルムカメラで撮らなくても良くなるかもしれないと感じたのです。
Adobe Lightroom用プリセット集もあり
ちなみにこのVSCO、VSCO FILMというAdobeのLightroom用のプリセット集も販売しており、KodakのGOLD100とTri-Xというフィルムをシミュレートしたプリセット集がお試し版として無料ダウンロードできるようになっています。(2016年1月18日追記:残念ながら配布終了した模様です)
VSCO Film Lightroom Presets | VSCO
この夏は、PanasonicのGX1というミラーレス一眼1台だけを持ってベトナム旅行に行き、LightroomとKodak GOLD100のプリセットで現像しましたが、いやはや、予想以上の出来でした。
これ、仕事で使う写真にも使いたいと思えるくらいのレベルです。





いずれも上がAdobe LightroomにてVSCO Filmを使って現像したもの。
下がGX1のJPEG撮って出しの画像です。
……もう、同じ写真とは思えないですよね。
なお、参考にならないかもしれませんが、一番下は昨年フィルムカメラのKlasse Wで撮った台湾の写真です。